幻と記憶と

このあどけない笑顔も消えていくんですよ？

脳の病気――端的に言えば記憶障害。どんどん忘れていくんです。
最初は些細なこと、ボーとしている時間が増えていく。
そして、友達との思いで、家族との思いで。
最後には呼吸の事も忘れて死ぬんですよ？





ストーリ的には、SNOWの澄乃ルートに似ている節があります。
あれも、どんどん記憶を失っていきますしね。
…最後澄乃永遠の眠りにつきますけど…思い出しただけでも涙でそう。。



ですが、手術で治ることがわかる。
しかし…

成功率はわずか8％
失敗すればもう目を覚ます事は無い。まさに一か八かの手術。


もちろん成功はしますが…

意識を戻さない。
眠ったままの眠兎。

それはまるで…

絶望。
大切な人が目覚めないという絶望。
この時主人公は「まるで死んでるみたいだ」と思った。しかしそれは決して口には出さない。
出してしまうと、本当になりそうで怖いから。




「桜が咲くよ」
一本のメール。苺からのメール。

病室の外に広がるのは、パネルアートとはいえ、満開の桜。
そして奇跡は起こる。



決して桜が咲かない島。
そこに桜が咲いたという奇跡。
そして奇跡の連鎖。


記憶を取戻し、病気も治り、まさにハッピーエンドですね。















と、言うことで、眠兎ルートでした。
記憶を失っていくってことほど怖い事は無いと思います。
私はもちろんそんなことはありませんが…

もし

突然このような病気にかかったら、あなたならどうしますか？