幻と記憶と

：東方風神録のst3の「神々の恋した幻想郷」って曲があるんだけど。
：ステージ背景がそもそも秋なせいでさらに秋らしい曲で好きよ。
：そういえば初めてだよね、この形式になってから東方の話を出したの。
：まぁ、普段エロゲとかエロゲとかエロゲだったからね・・・。

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：思春期ものって言ってたけど、それに加えて童話もの要素がすごく多いわ。
：と、いうよりも、望奏＜メルヘン＞の起因となるお姫さまが童話のヒロインだから当然なのだけど。
：そのせいか、原作童話の話を知ってると、もっと深くストーリーを楽しめそうね。
：作中でも一応童話の内容の説明はあるんだけどね。
：でもその童話の話をさらに独自解釈してるから面白いんだよね。
：そうね。　たとえば、泉の中にいたお姫さまは「ラプンツェル」。原作はグリム童話の『ラプンツェル（髪長姫）』。　そういえば最近、「塔の上のラプンツェル」として映画化してたっけ・・・。　

「森の中の塔でゴーテルと2人っきりで暮らす少女。その髪の長さは70フィート（18メートル）にも及ぶ。彼女の髪には特別な力が秘められており、「外には髪を狙う悪者がいる」とゴーテルに教えられたため、外の世界を知らずにずっと塔の中で暮らしてきた。しかし不自由な生活とは裏腹に非常に好奇心旺盛であり、唯一の友人であるカメレオンのパスカルとの塔での暮らしを楽しみながらも外に憧れ、「灯り」の正体を確かめたいという夢を抱いている。読書、料理、音楽など多趣味な中、部屋の壁に絵を描くのが一番の趣味であるが、描きすぎたあまりスペースが無くなってしまう。18歳の誕生日の前日、フリンと出会ったのをきっかけに、夢を実現させるべく塔の外へと踏み出す。長い髪をロープや鞭のように自由自在に操って様々なアクションをこなすお転婆なところもある。（wikipedia より）」

：たしか、泉の望奏が発動するのも好奇心だったっけ？
：えぇ。上に書いてあるように、童話の中でも彼女は好奇心旺盛なキャラとして描かれているの。　そして、望奏の効果【好奇の髪縛り】も髪を無限大に伸ばし、対象を縛り付けるというもの。　これもラプンツェルが髪長姫と描かれているのが元ね。
：そうみると、童話のヒロインの特性を忠実に表しているね。
：過去にもなんどか童話が元のエロゲをやってるけど、ここまで幅広く童話のイメージを取り入れた作品は初めてよ。　他のヒロインたちの「お姫さま」と「望奏」については最後のレビューの個別ルートの時に書くわ。
：サブキャラも含めると相当な量の童話が用いられてるもんね。
：サブキャラとメインヒロインの「お姫さま」をまとめてもいいのだけど、面倒だし止めるわ・・・。