幻と記憶と

：さて、とりあえずみずかルートは終わったのだけど。
：性格とかその人の基本条件はそのままで記憶だけが2つあるっていう状況が理解できなかったわ。
：作中の喩では、「OSはそのままでHDDだけがとり替わった状態」っていってたね。
：そうね。すごく的確で分かりやすい説明だったわ。
：すごく簡単に状況を説明すると・・・
階段から落ちる→外傷回復するも、記憶は喪失→ひょんなことで前の記憶が戻る→その後、記録が切り替わるようになる。　
って感じかしら。
：多重人格とはまた違うんだよね。
：そうね・・・むしろ多重人格としてくれた方が理解はしやすいのだけど。
：さっきも言ったけど、まさに「OSはそのままでHDDだけがとり替わった状態」なのよ。Aの時はBには活動していたという記憶はないし、逆も然り。
：そして最後にはどちらか片方が消えていく・・・。しかもそれを最後には認識しちゃうんだから辛いものよね。
：自分の中の自分を消しちゃうっていう心境は分からないけどすごくつらいのかな・・・。
：私もそんな経験ないからわからないわよ・・・。
：あとそうね・・・この物語は、由紀の回想という視点だったわ。　まぁ、明らかにこの作品のキーキャラだし、何かあるとは思ってたけど。
：という事はループ系作品？
：になるのかしらね。タイムスリップって由紀言ってたし、みずかと直人を結びつけたけどこれではダメ的なことも由紀視点の現実世界で言ってたし。
：どっちにしろ分からないことばかりね。　少なくとも今分かってるのは・・・
・ループ世界であること。
・何かしらに由紀が関わっていること。
・あとおっぱい。
ってことだけね。
：最後に意図的な何かを感じたよ・・・。