幻と記憶と

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・・・ってことで、『ひとつ飛ばし恋愛』攻略終了です。予定よりも時間がかかってしまいました。まぁ、懐かしのゲームとかやりだすと止まらないものですよね、うんうん。

ストーリー：A
「間接恋愛」をモチーフとした今作品。私が過去にやったことのないシチュエーションだったのでどんな展開になっていくかわくわくしながらやっておりましたところ、極端に間接恋愛を強調するわけでもなく、あくまでそういう間柄から恋人同士になっていくという感じでした。
といっても、夏芽ルートに於いては、メグがしょっちゅう仲介人として場をセッティングしているので、このルートが一番「いかにも間接的に恋愛している」という感じだったと思います。
それ以外のルートは、妹の友達や幼馴染の幼馴染といった本来攻略されるべき在ろう人を飛ばした恋愛ストーリーになっています。（もともとそういうシチュエーション設定ですし）

言ってみれば、「本来スポットライトが当たらない友達ポジションにスポットライトを当てた作品」と言えるのではないでしょうか。これはこれでありかと思います。

さて、当然ながら、ひとつ飛ばした恋愛をしているわけなので、飛ばされた側も葛藤があるわけです。特にそれは碧里ルートで顕著だったと思います。紅が主人公に対して恋心を抱いていると気づくも、その気持ちを殺して碧里を応援するのは・・・なんというか泣けますね。
明確な恋心を抱くわけですから、いっそ紅ルートはあってもよかったと思うんだけどなぁ・・・せめて、全ルート攻略後におまけエピソードとしてでも。
でもそうすると、全ルートそうしないといけなくなるわけですし・・・まぁ、仕方ないですか。

しかし実際のところ、こういうシチュエーションは現実的にはよくあることですし、ある意味「現実世界の恋愛事情」をモチーフにした作品とも言えるのではないかと・・・いや、言えないか。


グラフィック：A-
アサプロの十八番というべき顔芸は存分に使われております。特にりさに於いてですね。まぁ、彼女はこの作品に於けるネタ＆ボケ＆下ネタ要員でしたし。
顔芸を除いて書くとするのならば、全体的にはっきりとした色使いでメリハリのあるグラフィックだったと思います。淡いグラフィックも好きなのですが、こういうメリハリのあるものも好きですね。結局、作品の雰囲気やキャラの雰囲気にそのグラフィックがマッチしているかどうかなのですが、体育会系のキャラが多い今作は結構あってたかと。まぁ、私の私見なんですけどね。
強いて言うのであれば、ちょっと色が濃すぎかなぁ・・・なんて思うところもちょこっとありましたけど、まぁ気にならない程度でしたし、どうでもいいですか。

BGM：A-
全27曲。舞台設定では春なのですが、曲の雰囲気が夏だったような気がします。・・・まぁ、体育会系の子が多いせいなのかな？　といっても、あくまで夏に傾いている位なんですけどね。日常の汎用曲は爽やかな春の雰囲気出てましたし。
そしてなんだかんだで、やっぱり、慌てるときに流れる曲が好きな私。体育祭でも使えそうですね。ネタですけど。


ネタ要素：S
これは別に書くつもりは無かったのですが、ついでなので。
パロディネタはかなり多めです。昭和の作品から今まさになネタまでより取り見取り。
いろいろアウトなメタ発言もあり、ギャグ要素では他の作品の追随を許してませんね。
まぁ・・・夜中にプレイされる際は、突然のネタによる爆笑等にご注意ください？



総評：A+
本来あるべき人を飛ばして恋愛をするという今作品。中々にユニークな視点で楽しむことのできる作品でした。キャラの個性も豊かで、リーダ気質からボケ要員まで幅広く存在し、笑いあり、涙ありでした。しかしこうプレイし終わってみると、あのキャラも攻略したい、このキャラも攻略したいと何かと要望（と書いて欲望と読む）は出てきてしまうもの。
私の中では千乃と紅も攻略はしたかったのですが・・・。ま、そこは自分で文章起こすなりすれば十分に保管できることですし、さほど困らないですけどね。
さて、次回作はどういうシチュエーションで出して来るのか、今から楽しみでなりませんが、とりあえずはココでいったんお終いとしましょう。

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：ということで、攻略終了！　次は『ナイものねだりはもうお姉妹』を攻略していくよ！